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坂口憲二と同じ大腿骨骨頭壊死を発症して痛みのない日常を取り戻した体験談

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日常の生活で毎日痛みを感じる事って本当にストレスになります。

股関節が痛くなったときは、「この痛みなんだろう~?」から始まり、ほとんど毎日が病むのです。

当時は何かをして「痛っ」となるわけではなく、股関節の中がジワジワと病んでいるのです。

可能なら、痛みの部分を「えぐり取りたい」と毎日思っていました。 

寝ていても病んで目が覚めるし、仕事をしていても当たり前のように病む日々なので、毎日痛み止めの座薬を3回していました。

座薬を使うと少しは楽になりますが、徐々に座薬に体が慣れたのか、痛みが強くなったのかわかりませんが、全く効き目を感じられなくなりました。

病院の先生に勧められた、他の痛み止めを使っても効き目がなく、日常生活にもかなり支障が出てきて「そろそろ限界かな」と思い人工関節手術に踏み切りました。

リウマチの痛みと思っていた

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もともとリウマチを患っていて病院通いをしていたのですが、ほとんどの関節が痛かったので、股関節もリウマチが治れば痛みは治まると思って安心していたのです。

リウマチのクスリの効き目もあって、徐々にリウマチで痛む関節部分が少なくなってきていました。

しかし、股関節の痛みだけは月日が経っても取れないのです。

ある日の診察で、先生から「寛解状態だよ」と、ホッとした気持ちがありましたが、「あれっ?」股関節はまだ痛いよな……

もう少ししたら股関節の痛みも「取れるのだろう」と安易に考えていましたが、半年近く経っても股関節の痛みは変わらないのです。

あまりにも股関節の痛みが取れないので、もしかしたら「他の病気かな?」と頭をよぎり、家の近くの病院に行ってみたのです。

今までの経緯を詳しく先生に伝えてレントゲンを撮ってもらいました。

先生の口から「一度、骨を詳しく調べてみませんか?」と言われました。

「えっ?そんなに悪いの?」と思っていたら、驚いたことに大腿骨骨頭壊死の可能性があるらしいのです。

後日、リウマチの先生に話してみたら、「あ~、リウマチの爪痕が残ったんだね」と。

「塩ラーメンかっ?」と思うようなあっさりした回答でした。

しかも、手術しない限り治らないと……

「えっ~」

先生曰く「痛みが我慢できなかったら手術した方が良いよ」と、まるで他人事のように。

日常生活が限界になり手術

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自分の中では、なんとか痛みに耐えて軟骨再生手術ができる日まで頑張ろうと思っていました。

しかし、とうとう股関節に限界がきてしまい手術を行うことにしたのです。

手術には2つの方法があり、1つは医者が行う手術です。もう一つは最先端のロボットが行う「ロボット手術」でした。

違いは、医者の手術は先生が道具を使って骨を掘る(下図の赤い部分)ので調子の良さで出来栄えが変わり、5~10年間保つことができ値段が安い。

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しかも人工の関節(チタン製)と残っている骨(上の図の赤い部分)をセメントで接着するので、10年後の再交換手術のとき大変な作業になるようです。

私は、できるだけ何度も手術をしたくなかったので、ロボット手術で行いました。

同じ時期に人工股関節の手術をした知り合いは、先生に手術をしてもらい、手術をした方の足が5センチも長さが変わったそうです。

もう一つのロボット手術は、ロボットが精密に測定して手術を行うので、セメントを使わないで密着させられ、再交換手術期間も長く、現在私は20年経ちましたが未だになんともないです。

だけど値段がかなり高く、通常で100万円以上(20年前)だったのですが、障害者の手続きができたため1割負担の10万円ぐらいになりました。

ロボット手術は、ロボットが正確に骨の長さなどを測定するため、手術日の2日前に手術する方の足の膝にボルト(鉄)を入れる手術があるのです。

これが驚いたことに全身麻酔ではないので、膝にボルトを入れる作業が見えちゃうのです。先生が日曜大工をするように、電動ドリルで膝の骨にボルトを入れているのです。

もちろん痛くな無いのですが、今まで経験したことのないドリルの振動が伝わってきて、ボルトが自分の骨にめり込んでいくのを想像すると気持ち悪くなりそうでした。

2日後の手術は、全身麻酔だったので気が付いたら無事に終わっていました。

ロボット手術の良いところは、次の日から歩行器を使って歩くことができて、リハビリも急ピッチで行えて、1ヶ月も経たないで退院することができました。

痛みから解放された快適な生活

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日常生活で股関節が病むことが当たり前だったので、手術後の病むことのない生活には「体を新しく入れ替えたような」快適さでした。

退院して最初の頃は、外を歩くときには杖を使っていたのですが、徐々に筋肉も増えてきてランニングをしても違和感なくできましたが、ダッシュをすると足の向きがイメージと逆方向に引っ張られてしまうため危険な感じがして諦めました。

ただ、人工股関節は一定の角度を超えてしまうと外れてしまう危険があるので、日常生活でしちゃいけない体勢など「規制」があるのです。

手術をしてからは、寝ていても夜中に股関節の病みで目も覚めなくなり、朝まで「グッスリ」寝られ、しっかり睡眠が取れたときの目覚めは「仕事が休みの日の朝のような」スッキリした気持ちよさがありました。

他にも階段を一歩ずつ出して普通に歩けたり、車の乗り降りもサッとスマートにできるようになり、健常者と同じ行動ができる「ありがたさ」を久々に感じられました。

なにより、じっとしていても「病まない日常」を取り戻せたことが幸せなことでした。

まとめ

  • 痛みを我慢していることはストレスになる。
  • 大腿骨骨頭壊死は手術で簡単に良くなる。
  • 手術をすると当たり前な日常を取り戻せる。
  • 痛みのない日常は、この上ない幸せなこと。

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