リウマチを患っている人が「どんな痛み」を感じているのか?痛みの体験談(続編)
実は私、痛みをギリギリまで我慢していたのです。
私の家では「男が病院に行くなんて」と思っている家だったので、会社も休むことが出来ずにいました。
あまりにも体の様子がおかしい状態が続いたので、少しだけ時間をもらって家の近くの小さな町医者に行ってみたのですが、ハッキリした原因や病名がわからないようで、そのまま放って起きました。
そしたらある日、朝目を覚まし起き上がろうとしたら、起きることが出来ないのです。
「え~、なにこれ?」
体中が打撲しているような激痛と、力がまったく入らないのです。
まるで寝ているときに宇宙人に何かされたかのような今まで経験したことがない異常な状態だったのです。
会社に行く時間もあり、動かすと痛みが酷かったので、スロー再生をしている動画のようなゆっくりとした動きでベットから足だけ下してなんとか起き上がったのです。
ただ、足首も膝も曲げたり体重がかかると痛みで歩く事すらままならない、まるでヘタクソなロボットダンスをしているような歩き方なのです。
体の一箇所を動かすだけで具合が悪くなるような痛みの中、やっとの思いで体をシャワーで温め終えて、ワイシャツに袖を通しボタンを掛けようとしたら、指の関節が腫れて曲げれなく、力も入れられないのです。
自分の体が思い通りにならない不自由さに、イライラがピークとなり、無理やり曲げようとすると足の小指をタンスの角にぶつけたようなズキンとくる痛みが襲って来るのです。
今思うと、あの時は体中のあらゆる関節が腫れて、1センチでも関節を動かすとズキンとくる痛みがあったのです。
関節の曲げる角度を大きくすると、さらに脂汗が出てくるような倍の痛みになるのです。
リウマチの痛みは、言葉で言ってもなかなか理解して貰えないもので、目に見える症状は指の関節がコブのようになる、手や足の至る所が赤く腫れあがるなどです。
現在私の手は関節が膨れ、手の甲に赤黒いシコリ状のものがあります。
冬で乾燥しているせいか、関節の皮膚はゴワゴワで、細かい裂傷とささくれが酷いです。
また今日は右ひざが痛かったのに、次の日は左ひざというように、痛みが次々と移動するので、常に足を引き摺っていたり、手首にシップを貼っていたりという状況です。
処方された薬を飲みだしてからは、日々の痛みから少しだけ解放された気がしますが、とは言え、不意にあちこちの関節が悲鳴を上げるのは、変わらない日常ではありますので、慣れるしかありません。
また痛みが出るという事は、関節が炎症を起こしているという事なので、熱を帯びる状態となりますから、熱っぽいダルさがあって体力も奪われます。
痛みとしては、座っている時にはほとんど痛みは感じません。
立ってキッチンに向かって家事をしている時や、歩いている時に痛みを感じます。
ひどい時には、歩くのもつらいので、仕方なく、数百メートルぐらい歩いたら、ベンチなどに座って、また歩き出すといったことを繰り返しています。
キッチンに向かって調理をしている時も、リウマチが痛み出したら、椅子に座って調理をするようにしています。
自分的には、リウマチなどの加齢の症状は、60歳を過ぎた当たりから出るのだと思っていたのですが、50歳を目前にして足腰の痛みを感じるようになったので、とても残念に思っています。
リウマチは、すぐには治らないと聞くので、毎日のケアが大事だから、頑張って改善していきたいです。
痛みとしては、手指にあって腫れることもあったのでそれがきつかったです。
そして、痛みや腫れる症状以上に困ったのが、動きにくさです。
とにかく細かな動きが本当にやりにくくてそれが本当にストレスでした。
何をやるにも動きにくくて、イライラすることが増えたように思います。
腫れているから動きにくいのか、やはりリウマチだから動きにくいのか、どちらにしても動きにくさが本当に嫌なことでした。
特に困るのが、ボタンなどをつける細かな作業です。
とにかく時間かかかります。
それとご飯の用意などずっと普通に出来ていたことが出来なくなることのストレス。
痛みや腫れる症状も辛かったのですが、出来ていたことが難しくなることが辛いことです。
痛みの強さは生じた時により、結構差があります。
少し違和感を感じる程度の、比較的弱い鈍痛の様な時もあれば、それこそ動かした時に毛穴という毛穴から脂汗が出る様な強烈な痛みを覚える事もあるのです。
強い痛みの時はそれこそ、ペンチか何かで手首や膝を強く挟まれた様な強い痛みを感じてしまいます。
しかもそういった状態の時に下手に動かしてしまうと、その痛みが尾を引く形でじっとしている状態でもジンジンと痛み続けたりするのです。
更に痛みの強さは、気候によってもかなり左右される事が多かったりします。特に冬の寒い時期や雨が多く降る梅雨時に、強い痛みが生じる事が多いです。
そういった時期は手首や膝を動かすといった切っ掛けを与えなくても、強烈な痛みが生じる事があるので非常に厄介だったりします。
うちの祖母が言うには、手を動かすとじくじくするという感覚だそうです。
ズキズキとも似ている感覚でしょうか。
手に特に傷みがあるそうで、こわばってしまって手のひらは意識しないと広がりません。
こわばった手のまま顔を洗うため、何度も指を鼻の穴に入れてしまって爪で鼻血が出てしまったこともあるそうです。
リウマチの傷みそのものは病院へ行かなくてもなんとかなるレベルだからと医師による専門的な治療はしていないようですが、かかりつけ医には相談しています。
自分で節のようなものができたらそれをカッターなどで削ったり、シップを貼ったりしていますね。
痛みが酷ければ病院へ連れて行ってと言うはずですし、こちらが言っても良いと言うのでそれほどの痛みではないようです。
痛みのようすはなんと表現したらいいのかわからないのですが
・こわばる痛み
・いたい。
・骨がいたい
という感じです。
表現しづらい痛みだと感じます。
さすってもさすっても痛くてどうしようもない痛みだといったらいいでしょうか、我慢ができません。
皮膚がいたいというよりも骨がいたいと感じる方が多いというか骨が痛いといったらいいのかな、そんな感じでした。
特に寒い日はいつも以上に痛いと感じることが多くてなかなか元通りになることがありませんでした。
それに元通りになったとしてもすぐにその痛みが復活してしまって痛いときは他に何も考えられませんでしたので辛かったです。
あとは我慢していたのでだんだんと痛さを感じなくなったときもあります。